香川県民のさぬきうどんの記憶を徹底収集 さぬきうどん 昭和の証言

高松市松福町・昭和13年生まれの男性の証言

昭和30年前後、高松工芸高校にかけうどんを立ち食いできる売店があった!

(取材・文:

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  • vol: 21
  • 2015.07.10

昭和30年前後、高松工芸高校にかけうどんを立ち食いできる売店があった!

小さい頃に外でうどんを食べた記憶はあんまりないなぁ。それに昭和20~30年代頃、松福町の辺りにうどん屋なんてなかったんと違う? 小学生(松島小学校/平成22年閉校)の時も昼は給食やったし。ちょうど給食が出始めた頃やったかな。

通っていた高校(高松工芸高校)では、かけうどんだけが食べられる売店のような場所があった。立ち食いしかできない、食堂とはとても呼べん(呼べない)粗末なとこやったけど。でもセルフではなかった。一応、おばちゃんが作ってテーブルに出してくれとった。1回か2回しか食べんかったけど。

年越しは近所の八百屋で買ったうどんで

家で食べることも滅多になかった。その中で憶えているのは、大晦日に食べたのが毎年「年越しそば」ではなくて「年越しうどん」だったこと。うどんの玉は高松競輪場のすぐ南側の道沿いにあった「やしまや」という八百屋でお袋が買っとった。「やしまや」は、つい最近まであったと思う。

若い頃にはほとんど食べんかったけど、勤め始めてからだんだんとうどんを食べる機会が増えたなぁ。それは周りにうどん屋が増えて、行動範囲も広がったからやろか。

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