香川県民のさぬきうどんの記憶を徹底収集 さぬきうどん 昭和の証言

仲多度郡まんのう町・昭和26年生まれの男性の証言

うどんは法事と祭りに食べるもので、普段食べることはなかった

(取材・文:

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  • vol: 112
  • 2015.10.22

法事と祭りに作るうどんと寿司と天ぷらがご馳走だった

小学校の頃(昭和30年代)は、そんなにうどんを食べる機会はなかったです。両親が家でうどんを打つことはなかった。うどんを打っていたのはもう一つ上の世代、おじいさんの世代です。僕が小さい頃の記憶では、おじいさんの代はうどんを買いに行くようなお金がない時代でしたから、自分の家で打ってましたね。親父の代になると、法事するときは製麺所からうどん玉を買ってきてました。

うどんを食べるのは法事か祭りのときでした。作る方にしたら手間がかかるでしょう。だから昔は、なんかの行事があって食べるものでした。普段に食べた記憶はありませんね。給食にうどんが出た記憶もないです。

小学校とか子どもの頃は、法事や秋祭りに家でうどんと寿司と天ぷらをこしらえるのがご馳走で、子どもには大きな楽しみのひとつでした。食べるうどんは法事も秋祭りも同じ。つけダシで、夏は冷やして、冬は温めて、ネギとしょうがをのせるくらい。子どもの頃にしっぽくは食べた覚えがありません。

家の近く、歩いて行けるくらいのところにお好み屋さんがありました。そこは、うどん焼きもあるし、かけうどんもあった。店の名前は覚えていませんが、他にもうどんもあってご飯もあっておかずもある店が何軒かあって、中学生くらいになると、そういう店に行っていた記憶はあります。

いつからかうどん屋さんがいっぱいできでだして、讃岐うどんが有名になってきてからはよくうどんを食べるようになりましたが、それまでは、今みたいなうどん屋さんの形態じゃなく、ご飯もあって、うどんもあって、おかずもあって、という感じのお店がほとんどでした。定食屋みたいなというか、逆にうどん屋さんの中におかずを置いたりしているという感じでした。今のセルフや専門店は割と最近の話だと思います。

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